最近、寝ている間に足がつって困っている、という方が立て続けに来院されたのですが、あるアドバイスをしたところ、皆さんが「あれ以来足がつらなくなりました!」と嬉しい報告をして頂けたので、そのことについて、共有したいと思います。
「つる」という症状は身体のどこにでも起こることがあり、足がつる場合も、足の指や太ももがつることもあります。しかし患者さんのご相談のほとんどが「寝ている時のふくらはぎのつり」です。「こむらがえり」という言い方があるくらいですから、ふくらはぎ(こむら)がつることが多いのでしょう。多くの方が経験したことがあると思いますが、就寝中に起こると、それにより目が覚めてしまいます。頻繁に起こると生活の質が下がってしまうこともあります。
それに対し、どのようなアドバイスをしたのか、最初に書いてしまいますと、「塩と水」なんです。
それもただの塩ではなくて、「ミネラルの多いお塩を取ってください」とアドバイスしたのです。
というのも、患者さんのお話を聞いていて、暑くなってきたことと、その方の体調やお仕事・生活の環境のために、多くの汗をかきやすかったり水分補給が出来ていなかったり、という状況から、水分や体のミネラルバランスが崩れていることが予想されたからです。
こむらがえりの原因
・ミネラルバランスの乱れ
・水分不足
・血行不良
・筋力の低下
筋肉の緊張と弛緩はミネラル(特にカルシウムとマグネシウム)が調節しています。しかし現代の食生活ではミネラルが不足しやすいうえに、就寝中の発汗により水分不足になり、かつミネラルバランスも崩れやすくなっています。
また、運動不足や中年以降の筋力低下、女性ホルモン減少による筋力低下などで血流が悪くなっている状態で、暑さのため寝具から足を出して寝ていると、早朝気温が下がってくる頃に足が冷えてつりやすくなってしまいます。
ご相談の方々も夜間、特に早朝に足がつっていましたね。
すぐに取れる対策として、水分補給とミネラルを多く含む塩の補給で改善しました。時期的に水分とミネラルの問題が表面化しやすいので、効果が出やすかったと思います。
しかし、こむらがえりの起こる原因にはそれ以外にも上記のようなものがありますので、普段から適度な運動をして筋力を保ち血流を良くしておくよう気を付けるといいですね。
水分と塩分の補給に関しては以前の記事にも書いていますので参考にしてください。
(
塩と水分摂取と免疫力)
なお、糖尿病や動脈硬化、腎疾患、脳梗塞などの病気が原因でミネラルバランスが狂い、足がつることがあります。頻繁につる方で、のどの渇きや手足のしびれ、歩行障害、むくみ、方手片足麻痺や言葉のもつれなどの症状がみられる方は早めに病院で診察を受けてください。
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